2025年12月22日(月)

「悪魔はイエスに言った。『あなたが神の子なら、この石に、 パンになれと言いつけなさい』」ルカ4:3


悪魔は、荒野で主を攻撃した。40日断食後、まさに生死の限界ギリ
ギリの主に、「あなたは神の子なのだから、石をパンに変える事が
できる。パンを自分で作ればいいではないか」と誘惑した。「この
ままでは必ず死んでしまう、神はパンを与えてくれないのでは?」
との疑いを吹き込む。

「神に頼っていたら、与えられないよ」「自分で何とかしないと」
「人類を救うのに、今、死んでしまっては、それこそ元も子も無い
よ。生き延びなければ」。あなたにもこの誘惑が来ていないだろう
か。「神に頼っていたら、らちがあかないよ。祈りなんて時間がか
かるし、さっさと自分でしてしまえば。すぐ出来て、スムーズに行
くよ、それでうまく行けばいいじゃない。結果オーライだよ」。

「自分でやった方が早いよ。御心にかなった事なんだし」ここで死
ねば、自分の使命はどうなるのか。どうあっても、パンを食べて、
とにかく生き延びねば。神に頼っているなら、あたかも餓死するか
のように錯覚させる。「自分で調達すれば?」神のためなんだから
と、自分の判断で動き、自分の力で事を行なうように仕向ける。

悪魔の罠があり、巧妙な誘惑だ。どこまでも神の言葉の下に自分を
置いて、従うことが信仰だ。神はパンを与えて下さる。パンがいの
ちを造るのでなく、神の言葉がいのちを造る。神への信頼を崩そう
として来る、悪魔の攻撃を見抜けるように。祈っていよう。
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自分でした方が早いと無意識のうちに動いてしまう。祈らずにしよ
うとするのは、信仰を試みられているのかも知れない。悪魔の誘惑
があると警戒しよう。主に頼り、主のパンを祈りたい。