2025年11月23日(日)

「そして女に、『あなたの罪は赦されています』と言われた ・・『あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きな さい』」ルカ7:46



主がシモンの家で、食卓につかれた時に、一人の女性が
みもとに来た。彼女は「不道徳な女、罪深い女」と言われ、
皆から後ろ指を指され、蔑視されていた。確かにそんな生
活をしていたが、主に出会い、罪を赦して頂いて、大きく変
わった。だが、人々の偏見は、そんな彼女を決して認めな
かった。

彼女は主のもとに、香油のつぼを持って来て、泣きながら
主の後ろで、御足のそばに立ち、涙で御足をぬらし、髪の
毛でぬぐい、御足に口づけして香油を塗った。主への尽き
ない感謝が、溢れ出ての行為だった。客人の汚れた足を、
まずきれいに洗うのが通常なのだが、シモンの家ではそ
れは無く、主の足はほこりまみれであった。

その汚れをきれいに、ぬぐったのだが、彼女に対する皆の
目は冷ややかで、軽蔑の眼だった。罪深い女が、と見下し、
眉をしかめていた。しかし主は全く違った。彼女の心を、愛
を受け入れられ、「この女の多くの罪は赦されている」と言わ
れ、「あなたの罪は赦されている」と罪の赦しを宣言された。
そして尚も「あなたの信仰があなたを救った」と。

彼女の主への信仰を認められ、「安心して行きなさい」と。
「安心して」とは、何という恵み溢れる言葉だろう。恐れも
不安も心配もいっさい必要無いと。罪を持ったままなら傷
があり、平安が無い。罪のとがめがあるなら、不安と恐れ
だらけだ。痛みや恐れの中では、安心など不可能だ。主
だけが、罪を完全に赦し、傷をいやし、心底の平安、安堵、
安心を与えて下さる。何という恵み、感謝な事だろう。

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「あなたの罪は赦されています」、罪が赦されるとは、何と
いう安堵、平安だろう。「安心して行きなさい」何という恵み、
赦されて、生きて行ける感謝を思う。