2025年12月02日(火)

「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられた とおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい」 コロサイ2:7



私たちは、ともすると無いもの、持っていないものを数えがちだろ
うか。あれが無い、これも無い、あれもこれも持っていないと。
しかし、無いものでなく、今、あるものを感謝して行くこと、その
時、恵みに、恵みが増し加えられて行く。母親を失い、人生の虚し
さに、鉄道自殺を図った田原米子さんは、何とか一命を取りとめ、
両足と片腕を失い、片手の指3本だけが残った。

その身体を見て、今度こそ絶対に死のうと決意した。しかし病室を
訪ねた宣教師によって救いに導かれた。神に出会った時、「3本し
かない」指が、「3本もある」に見方が180度変わった。「ない」か
ら「ある」へ。「3本しか」と「3本も」の違いで、人生が変わっ
てしまった。結婚し、子どもも出産した。

子供を育てるために、主は3本の指を残して下さった、何と有難い
ことかと。祈りにより、日々に天からの知恵とアイデアを与えられ、
日々チャレンジ精神で、何もかもを3本の指で成し遂げて来た。主
の恵みは十分であり、主の力は、弱さの中に完全に現われる。私た
ちの日常はどうだろう。「ない」「ない」と嘆いてばかりだろうか。

あれも無い、これも無い〜。不満と愚痴だらけだろうか。恵みを数
えてみよう。あれも、これもある〜、何と豊かに与えられている事
だろう。そこに焦点を当てなければ、あるものも見えない。感謝が
見えない。感謝して行く人に、主は更に感謝すべき事を増し加えて
下さる。ますます感謝が見えて来る。
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不幸は見えやすく、幸せは見えにくい。恵みを数え、感謝しながら
生きよう。信仰によって見るなら、既に手にしている恵みに感謝が
溢れてくる。平凡な一日だと思いがちだが実は輝いている。悔い改
めたい。