2010年12月31日(金)

「すべてのことはあなたがたのためであり、それは、恵みがますます多くの人々に及んで感謝が満ちあふれ、神の栄光が現れるようになるためです」Uコリント4:15



私たちにとって、マイナスの出来事や、都合の悪い事が起きると、例えば、病気やけが、リストラ、受験不合格、対人関係の悩み等、心が暗くなり、苦しくなり、どんどん落ち込んでしまう。そして「どうして、こんな事が、私に!」「なぜ?私なのか?」と驚き慌て、我が身の不幸を嘆き、他人が皆、幸せそうに見えて、自己憐憫に陥る。

しかし、心をよくよく探ると、なぜそう思うのか?そう思う事の裏に、順境は善、逆境は悪、との価値観が無いだろうか。その底の価値観こそが問題だ。神に無駄は一つも無く、一羽の雀さえ父の許しなしには地に落ちる事はない、すべてが量って与えられ、神から送られているものだ。

全主権と支配が神にあり、御手の中にある。神の価値観で捕らえる時、見方が変わる。それは悪ではなく、愛されていないからではなく、偶然でなく、不運なのではなく、サタンにほんろうされているのではない。神の御手から送られている。

その悩みと問題には、神の目的と意図があり、ご計画がある。その問題を通して、あなたへのメッセージがあり、教えたい事がある。そして、私たちをキリストに似る者に変えたい。そのためにどうしても必要ゆえに、問題が送られて来る。そこを受け取ろう。失望落胆でなく、屈折せず、自己憐憫に陥らず、何を教えようとして下さるのかを、祈り、求め、教えて頂こう。
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思い通りに行った時に感謝するばかりの毎日だったが、来年は少しでも思い通りにならない事を通し自己主張してやまない自分を認めて、愛を持って聖めんとしておられる神様をそこで見上げて行きたい。