2011年06月30日(木)

「すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます」ヘブル12:11

鷲の訓練の事をよく耳にするだろう。ひなを翼に乗せて高く上がり、高所からわざと落とす。地面に落下ギリギリ寸前に、親鷲はひなを自分の翼に乗せる。又、高く上り、落とす。この訓練によって、ひなが自力で飛べるようにして行く。同様に、主は私たちの信仰を訓練し、鍛えられる。信仰を少しづつ強め、成長させるためだ。私たちが、悩み、苦しみにぶつかり、必死に叫び祈る。その過程で、もうだめだと思う瞬間、神は翼に乗せて上に引き上げて下さる。

その繰り返しの中で、信仰を用い、信仰の翼は鍛えられ、強くなって行く。段々、問題が来ても対応して行け、御言葉を握って、困難の中でも大空へ舞い上がる。神が様々な訓練の中で信仰を強めて下さっている。信仰が強められるのは、苦しみや困難によってだ。

ある人が、これでもか、これでもかと厳しい試練が度重なった。まさに窮地だった。経済的困窮、親族からの不理解、迫害、仕事の悩み、健康上の問題、まさに四方八方からの圧迫で、もうどん底であり、暗黒の中だった。しかし、後に振り返った時、まさにその時こそが、信仰練られ、自らの信仰の土台が築かれた時だったと。苦しみの中で、夫婦の絆が強められ深められ、一つとされた。家族の一致が与えられた。その時代が無ければ、今の自分は無く、ただただ感謝しかないと。試練は喜ばしいものではなく、悲しいが、「後になると」必ず平安な豊かな実を結ぶ。
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さまざまな困難が前から来る度に、それを祈りに変え、みことばに置き換え背後にいつも共におられる神様を信じて、逃げず受け入れ乗り越える力を神様に求めていこう。