2012年11月30日(金)

「主はカインに仰せられた。『なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか』」創世記4:6

カインは地の作物からささげものを献げ、アベルは羊の初子の最良のものを、自分自身で持って来た。アベルとそのささげ物に目を留められたが、カインのささげ物には目を留められなかった。この箇所には、その理由は記されていない。ヘブル書に「信仰によって、アベルはカインよりもすぐれたいけにえをささげ」「神が、彼のささげ物を良いささげ物だとあかしし」とある。

カインはひどく怒り、顔を伏せた。主はカインに「なぜ、顔を伏せているのか」と言われた。自分のプライドがひどく傷つけられたのかも知れない。主の不公平、不正に怒るなら、顔を伏せないで、顔を上げ、主に向かって問い、ヨブのように、又、ダビデのように、思いや感情をぶつけて行けば良い。もし、あなたが正しいのであれば、まっすぐに立っておれるではないかと。

正しくなければ、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを支配しようとしている。あなたは、治めなければならないと警告された。罪と戦い、又、執拗に誘惑して来るサタンと戦うためには、「顔を上げて」、主に頼らずして不可能だ。不満があれば、主にぶつけ、わからない事は、主に聞こう。怒りや、憎しみ、妬みをそのままにしていると、いつしかそれらに自分が支配されてしまい、それらを愛して行くようになってしまう。絶えず、主に助けを求め続けよう。
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自分を閉ざし顔を伏せ、自分の中に怒りも妬みも閉じこめるならサタンの声しか聞こえてこない。自分のありのままの思いで、まっすぐに主に向かおう。絶えず主にありのままの自分を献げ、助けを求めるなら主が守り導いて下さる。