2014年05月31日(土)

「わしが巣のひなを呼びさまし、そのひなの上を舞いかけり、翼を 広げてこれを取り、羽に乗せて行くように」申命32:11


親鷲がひなに飛ぶ事を教える際に、ひなをわざと巣から落とす。巣
は、だいたい断崖絶壁に作られていて、そこから、ひなは落下する。
まだ飛べないひなは、どんなに驚き、恐しく、恐怖の叫び声を上げ
る事だろう。

しかし、ひなが、谷底に激突する寸前に、親鷲はひなの下に、さっ
と入り、自分の羽に乗せる。これを繰り返す。その内に、ひなは飛
び方を学習して行く。羽ばたき、気流に乗る事を覚え、やがて自分
の力で飛べるようになる。

信仰生活において、私達も同様だ。主は、時に私たちを、心地良い
巣から引き出される。ずっと安全な巣にいるなら、大空を飛べなく
なる。そのため、時として巣が大きく揺さぶられる。そうするなら、
やむを得ず飛び立つ。飛び立たざるを得ないからだ。

あなたも今、そのような状況だろうか。主が巣を揺るがすのは、こ
のまま安住していては、私たちに成長が無いと思われた時だ。鷲は
必ず飛ぶ事ができる。だから訓練する。主は私たちも、信仰が更に
成長し、大きく羽ばたいて行くために訓練される。

今、心地良い巣から、辛い状況に引き出されているなら、目の前の
事態に信仰をもって向き合おう。その時、飛ぶ事が出来る。そして
自分に飛ぶ力が与えられていた事を知る。主は自己満足の巣から、
私たちを飛び立たせようとしておられる。

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心地よい所に、ずっといつまでもいたいが、それなら成長が無い。
厳しい試練の中で、信仰の翼をかって、かけ上ることを学ぶ。それ
が身について行き、信仰が成長して行く。願いは信仰の成長ではな
いだろうか。状況に向き合えるよう祈ろう。