2014年08月31日(日)

「彼が、『主よ。あなたはどなたですか』と言うと、お答えがあっ た。『わたしは、あなたが迫害しているイエスである』」使徒9: 5       


サウロは、殺害の意に燃えて、クリスチャンを捕らえ、それが神の
御心であり、正しい事だと信じていた。ダマスコまで追跡した。そ
の時に突然、天からの光が来て、地に倒れた。そこで、主の御声を
聞いた。「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」と。

地面から起き上がると、目が見えなくなっていた。サウロにとって
根底からくつがえされる、衝撃的な出来事だったろう。「わたしは、
あなたが迫害しているイエスである」とは。それから3日間、盲目
状態に置かれた。飲食もせず、真っ暗闇の中で、サウロは今までの
事、目の前に起きた事を考え、祈りに祈った事だろう。

サウロは「地に倒れた」時に、主の御声を聞いた。突っ走っていた
サウロは、主に倒され、御声を聞かせられた。私たちは全力疾走、
突進している時、周囲の事は見えない。行き詰まった時、失敗した
時に立ち止まる。私たちも、主は、停止させたいがために、挫折や
失敗を与えられる。

そこに主のご計画があり、大きな祝福へとつながって行く。又、今、
暗黒状態なら、主は祈らせたいと思っておられる。立ち止まり、振
り返り、又、現在の状況を見据え、主に祈ろう。「そこで、彼は祈
っています」

サウロは祈りの中にいた時、アナニヤが遣わされ、再び見えるよう
にされた。「目からうろこのような物が落ち」た。私たちも、行き
詰まり、暗黒を通過後、神がはっきりと、鮮明に見えるようにして
下さる。そして、なすべき事、御心がわかる。

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行き詰まり、立ち止まる中で、様々な事を考える。今まで来た道を
振り返り、主の御心を思い、自分の内側を探り、考える。そして祈
る。そんな中で、新たに主を知り、自分の奥底にあるものを見せら
れ、新しくされる。気づきを与えられ、すべてが益とされる。