2014年12月31日(水)

「あなたの神、主が、この四十年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えておかなければならない」申命記8:2



イスラエルは、乳と蜜の流れるカナンに入るまで40年間、シナイの
荒野を歩まねばならなかった。そして、この荒野を行かせられたの
は、神ご自身だった。この40年間で経験したすべての事を、忘れて
はならないと命じている。なぜなら、この苦しい荒野の40年こそが、
主からの大切な訓練、貴重な学びであり、成長への行程だからだ。

失敗は、そこから学んで行く時、大きな成長へとつながる。もし、
嫌な事、失敗した事を忘れ、無かったことにしてしまうなら、そこ
から何も学べず、何の成長もなくなってしまう。そして、苦しみを
通して、自分自身が、自分の心の内にあるものを知る。

主の目的は「あなたの心のうちにあるものを知るため」とあり、平
穏な日々には決して知ることのない、自分自身の内側を見せられる。
自分の本当の姿、自分の弱さを知って初めて、それを主のもとに持
って行き、祈って行ける。知らない限り、何も始まらない。弱さを
知ることによって、初めて成長へと導かれる。そこで主の愛や、主
の守り、主の真実を現実に経験して行く。

そして、その苦しみの中で「人はパンだけで生きるのではない、人
は主の口から出るすべてのもので生きる」ことを知る。苦しみの中
で、真に主をあがき求め、御言葉が生きたものとして、心に染み入
り、真の慰め、指針とされることを体験する。主との関係が深めら
れて行く。
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今年も守られ感謝のうちに終えることができます。日々のみことば
配信は1月3日までお休み、4日からの配信となります。