2016年07月31日(日) 「主は彼女に仰せられた。『二つの国が、あなたの胎内にあり・・一 つの国民は他の国民より強く、兄が弟に仕える』」創世記25:2 3
「主は彼女に仰せられた。『二つの国が、あなたの胎内にあり・・一 つの国民は他の国民より強く、兄が弟に仕える』」創世記25:2 3
エサウとヤコブの双子の兄弟が生まれた時に、「兄が弟に仕える」 と。神の祝福は、弟のヤコブに受け継がれて行くと、御心が示され た。そんな中で、父はエサウを、母はヤコブを偏愛した。二人の兄 弟も霊的な事柄に対する、それぞれの心と態度が違っていた。 長子の権利というのは、家長として、家族に神の祝福をもたらして 行く、長子の特別は権利だ。兄のエサウは、そんなものより、すぐ 目の前の自分を欲望を満たす事が重大であった。そのため、空腹で 死にそうなら、食物がすべてであり、長子の権利など何の価値も無 かった。目の前の一杯の煮物が大事であった。 その結果「長子の権利を軽蔑した」。価値を認めず、くだらないも のとした。エサウは霊的な事柄に全く無関心だった。しかしヤコブ は違っていた。狡猾だが、神に関する事柄に貪欲に心が向き、そこ に大きな価値を見い出し、認めていた。そのため、その長子の権利 も祝福も、どうしても欲しかった。長子の権利の次に、祝福が欲し くて、母リベカと共謀し、父と兄を欺いて、手に入れた。 エサウは目に見える満足だけを求めた。神や、永遠のものに関心が 無かった。「エサウのように俗悪な者になるな」とヘブル書で言わ れている。後になって後悔し、涙を流しても、引き返す事ができな かった。 「神の選びの計画の確かさが、行ないによらず、召して下さる方に よるようにと、兄は弟に仕える」と、主の選びと御心が示されてい た。肉の思いでなく、主の御心を絶えず求めて、御心に歩む事を教 えられる ・・・・・・・・・ 「兄が弟に仕える」との主の御心なら、必ずそうなる。御心を受け 入れ、従って行く時に、主のみわざを見て行く。そして平安と喜び がある。肉の思いで動くなら、混乱と秩序の乱れ、争い、妬みが生 じて行くる。今一度見ているところを、御霊に探っていただこう。