2016年08月31日(水)

「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません」ヤコブ1:22



「主よ。お話しください。しもべは聞いております」と、サムエル
は真摯に主に向かった。「真に聞く」とは、「従う」事と一つだ。
心の耳で聞くなら、必ず従うという行動になって表れる。単に物理
的に聞こえている事と、心の耳でしっかり聞くのは、全く別のこと
だ。例えば、すぐ近くで「火事だー」との緊迫した声を聞いたなら、
即、何らかの行動を起こすのではないか。何もしなければ、命に関
わってしまう。

出エジブトの箇所で、モーセは主から語られる。エジプトに、今ま
でにない激しい雹を降らせるから、すべての野にあるものや家畜を
避難させるようにと。さもなければ、野にいる人も家畜もみな雹に
より死んでしまうと。その時に、主の言葉を恐れ、主の言葉を信じ
た家臣たちは、しもべと家畜たちを避難させた。

しかし主の言葉を恐れず、心に留めなかった家臣たちは、しもべや
家畜をそのまま野に残した。無視したのだ。そして主の言葉の通り、
極めて激しい雹がエジプト全土に渡り、雷や火も降った。人や獣に
至るまで、草も木も、野にあるすべてのものが打たれた。その通り
になってしまった。はっきり明暗が分かれた。

私たちも、主の言葉を恐れて心に留めるのか、心に留めず無視する
のか、どちらかの態度を取っている。御言葉に真剣に聞き、心に留
める事が大切だ。そうする時、行動へと進んで行く。
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良い聞き手でも問題に直面していなければ、すぐに忘れる聞き手で
はなかったか。従おう、従えるようにと御言葉を見つめて離れない
でいたい。従う時に生まれつきの自分も見せられ、主に頼らされる。