2017年01月31日(火) 「今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはいけません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです」創世記45:5
「今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはいけません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです」創世記45:5
ヨセフは、事実、兄たちの悪意によって、エジプトに奴隷に売られ た。「兄たちが」売った。売ったのは兄たちだ。しかしその事実に ついて、別の見方をしている。「神が」自分をエジプトに遣わされ たのだと。それは、ヨセフが先にエジプトへ行く事により、飢饉に 際してヤコブ一族の命を救うためだったと。だから心を痛めるなと。 すべては神のご計画だと。信仰により受け取り直している。「あな たがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを良いことのための計 らいとなさいました」。「あなたがたは、私に悪を計った」とはっ きり言っている。故意の悪意だと。「しかし神は」それを良いこと とされた。 人の悪さえも、深いご計画、摂理のもと、すべてを働かせて益とさ れる。今はわからなくても、後にその意味がわかる。あなたも人か らの悪意によって傷つけられただろうか。不当な、理不尽な扱いを 受けただろうか。神はそれを神の愛の計画の実現にして行くと。人 の故意の悪意ですら、神があなたのために善い事とされるなら、恐 れる事は何もない。 それにより練られ、きよめられ、信仰が培われて行く。主の似姿へ と変えられて行く。その悪意があったからこそ、今、この大きな祝 福があると、必ず言えるようにされる。「神が」を主語に置き換え て、受け取り直そう。大きな平安に包まれる。 ---------- 人の悪意の向こうに神の導きがあるとは、今は思えない状況にある かもしれない。神が、と受け取り直すことが出来るように祈ろう。 人の悪意も許せる神の深い摂理を悟れる日が来ることを信じて祈ろ う。