2018年04月30日(月)

「義を追い求める者、主を尋ね求める者よ。わたしに聞け。あなたがたの切り出された岩、掘り出された穴を見よ」イザヤ51:1



マタイは取税人であった。当時、取税人は、ローマに代わり、ユ
ダヤ人から税金を取り立てていた。つまり同胞から不正に取り立
てて、私腹を肥やしていた。そのため同胞からは、ローマ帝国の
手先とひどく嫌われ、軽蔑され、裏切り者と憎まれていた。誰か
らも相手にされなかった。

不正の罪を犯しているので、とがめがあり、自己嫌悪にも陥って
いただろう。金持ちであったが、喜びは無く、決して幸せではな
かった。心に暗さを抱え、孤独と虚しさの中にいただろう。そん
な時に、主がマタイを「ご覧になって」「わたしについて来なさ
い」と御声をかけられた。「すると彼は立ち上がって、イエスに
従った」。

主がそんなマタイの心の内を、すべてご存じで、弟子として選ば
れた。マタイは即、招きに応じている。迷いが無い。大変な決心
と覚悟が要るところだが、マタイは、あの聖いお方が自分のよう
な罪人を、招いて下さった事にどんなに驚いた事だろう。そして
どんなに嬉しかったろう。彼は生涯、主に従い通して、マタイに
よる福音書を書く栄誉にあずかった。

マタイは自分の事を「取税人マタイ」と言い、どんな中から救わ
れたかを全く隠さず、むしろ明言した。私たちも「切り出された
岩、掘り出された穴を見よ」と、どんなところから救われたのか、
救われていなかったら、どうなっていたのか、いつも確認する事
は有益だ。どんなに感謝が溢れるだろう。
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★誠に申し訳ありませんが、担当者が急遽の入院治療のため一日
より配信ができません。三週間ほどお休みさせていただきます。
”日々みこ”ですのに本当に申し訳ありません。祝福をお祈りし
ております。