2018年06月30日(土)

「また、苦い根が芽を出して悩ましたり、これによって多くの人が 汚されたりすることのないように」ヘブル12:15


草取りをするだろうか。草を抜く時に、根っこから抜かなければと
思うが、からみつく深い根に、手こずらせられる。労力が要るので、
ついうわべだけ浅く抜いて、良しにするなら、あっとう間に又、雑
草だらけになる。悪い実を幾ら取り除いても、根がある限り、堂々
巡りで、実はなり続ける。

根は隠れていて、表面からは見えない。心に潜む、憎しみ、妬み、
赦せない思い、裁く思い・・その隠れた根がある限り、幾らでも悪い
実が出て来る。表面は、懸命に信仰者らしく、整えようとするが、
いつも同じ問題で、つまずいていないだろうか。そこが主が取り扱
って下さる箇所だ。祈りに持って行き、根の部分を、御霊に探って
いただこう。

ある人が、自分も傷つけ、相手にも傷つけられた対人関係を根に持
っていた。恨みで赦せない思いがある。平安無く、心は辛い。それ
で主の御前で、ことごとく打ち明け、祈っていた時に、心が照らさ
れた。相手を責めるが、自分には甘く、自分の非は言い訳し、正当
化している自分に気づかされた。アダムのように、こうなったのは
相手のせい。心の底では、自分は悪いと全く思っていない。

この自分の姿を認めて悔い改めた。「もし、私たちが自分の罪を言
い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべて
の悪から私たちをきよめてくださいます」。その時、心に何にも代
えられない安堵が来た。今、心に何らかの苦みがあるだろうか。そ
の苦みを、主に持って行こう。ありのままの心を告げよう。取り扱
い、導いて、癒して行って下さる。

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心に苦いものがあるなら、そのまま主に持って行き、あるがままを
告げて祈ろう。主は取り扱い、なすべき事を導き、その苦みを解決
して下さる。心に苦みがある時、歪みが生じ、正しい判断が出来な
い。主のもとへ持って行こう。