2020年06月30日(火)

「ユウオデヤに勧め、スントケに勧めます。あなたがたは、主にあって一致してください」ピリピ4:2



ここでパウロは、ピリピ教会の二人の女性ユウオデヤとスントケに、
主に在って一致するようにと言っている。彼女たちはパウロの良き
協力者であり、福音を広める事に共にあずかって来たと。熱心に伝
道し、一緒に戦った素晴らしいパウロの同労者だった。リーダー的
存在の二人だったのだろうか。しかし何かがあって二人は対立して
しまい、不一致の状態にあった。

それが教会全体の一致を乱し、憂慮となっていた。サタンはとにか
く一致を壊そうと働いて来る。一致に、どれほど大きな力があるか
を知っているからだ。そこを狙い、攻撃して来る。そしてサタンは
ほくそ笑んでいる。ピリピ教会の問題が、パウロの耳にまで届き、
パウロが勧めをしている。一致のために必要な事が、自己中心や虚
栄から離れ、人を自分よりも優れた者と思う、へりくだりだと。

自分の強い信念があり、自分は正しいと思うので、自分の思い、自
分の意見が通らないと腹を立てる。又、すねたり、心を屈折させた
りする。「自分の思い」「自分の気持ち」、「自分の」「自分の」
になって行くと、主の御思い、主の栄光から離れ、反対方向へ向か
ってしまう。自分の主張のみに立っていないだろうか。

自分は絶対正義でなく、完全ではないので、あるいは間違うかも知
れないとのスタンスに立つ時、人の意見に耳を傾ける事ができる。
何もかも同意するのではないが、相手の言う事に耳を傾ける態度は、
大切だ。そこから相互理解が生まれる。そして、自分の思いでなく、
主の御心を求めるなら、必ず一致へと導かれる。主は一つだからだ。
今、へりくだりが求められているだろうか。
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本当に戦うべき相手は誰なのかを忘れないようにしよう。罪の力と、
サタンに支配され、一致も、主への感謝も何もかも消えてしまう。
主の愛を学ぼう。