2020年07月31日(金) 「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい・・『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる』」ローマ12:19、21
「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい・・『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる』」ローマ12:19、21
ナバルとアビガイルの夫婦がいた。「ナバル」という名は、「愚か 者」との意味だ。「頑迷で行状が悪かった」とある。ダビデには60 0人の部下がいて、大量の食料が必要だった。丁度祝いの時だった ので、ダビデは、ペリシテの襲撃から、ナバルの羊飼いたちを守っ ていたので、その報酬として、自分たちにも祝いの食糧を分けてく れるよう頼んだ。当然の、妥当な申し出であった。 しかしナバルは「ダビデとは何者か」と蔑み、「私のパンと私の水 を」と自己中心の所有欲で、それをなぜ素性の知れぬ者にわけなけ ればならないのかと。申し出をはねつけた。ダビデは激怒で、復讐 心で、部下400人に剣を持たせ、こわっぱ一人も残さないと、ナバ ルのもとへ向かった。その時に、ナバルの妻アビガイルに、若者が 状況を知らせ、ダビデがどんなに良くしてくれているかを伝えた。 アビガイルは進言を受け止め、即、大量の食糧を用意し、ダビデの もとに行き、地面にひれ伏した。「あの罪は私にあるのです」と、 すべてを自分が引き受ける覚悟で、ダビデの前に出た。そしてへり くだって、ダビデが自分の手で復讐する事を止めるよう願った。 ダビデは彼女の言葉に耳を傾け、血を流す罪を犯す事から守られた。 止めてくれたアビガイルに感謝し、主が、彼女を遣わされた事に感 謝した。ダビデは、ナバルに自分で復讐するのでなく、主の御手に 委ねることの、実地訓練を受けていた。その後、主がナバルを裁か れた。私たちも「復讐するな」と言われている。主にすべてを委ね よと。理不尽な事、怒り・・主に委ねて主に対応して頂こう。 ------------- 主は切なる訴えを聞かれ、流した涙も見たと言われる。コントロー ルできない怒りの感情をまず主に訴え、委ねよう。主の御心とひと つになって怒りの罪から離れていよう。