2020年10月31日(土)

「主はギデオンに仰せられた『わたしはあなたといっしょにいる。 だからあなたはひとりを打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そ う』」士師6:16




ギデオンがミデヤン人を恐れて、酒ぶねに隠れて、酒ぶねの中で小
麦を打っていた時だった。主の使いが現れた。そして「勇士よ。主
があなたといっしょにおられる」と言った。主は、怯えて隠れてい
るギデオンに「勇士よ」と言われた。

しかしギデオンには、「勇士よ」は耳に留まらず、「主があなたと
いっしょにおられる」に心が捕らえられた。それで「ああ、主よ。
もし主が私たちといっしょにおられるなら、なぜこれらのことがみ
な、私たちに起こったのか」と、「主は私たちを捨てて、ミデヤン
人の手に渡した」と応答した。

彼は目に見えるところだけに反応していた。見えるところがすべて
で、そうであれば失望落胆しか無かった。私たちもどうだろう。心
がネガティブになると、すべてがその方向に陥り、何もかも悲観的
にしか見えない。しかし恐れ怯えているギデオンに、主は「勇士
よ」と言われた。

主は、主がギデオンを勇士とされる、先の姿を見ておられた。そし
て主が共におられると。「あなたのその力で行き、イスラエルを救
え。わたしが遣わす」のだと。自分の能力では絶対に無理だ。時間
も無い、財も無い・・。無い無い尽くしだ。しかし主は、「あなたの
その力で」良いと言われる。今のままで良いと。

今のあなたを、主が上から力を与え、すべての必要を備え、用いる
のだと。どんな状態であれ、主の示しがあるなら、即、従おう。主
が成し遂げて下さる。そして主のみわざのために用いて下さる。

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自分で自分を見ると、弱くて、恐れる者だが、主は「勇士よ」と言
われる。自分が強いからでなく、主が共におられるから勇士だ。ギ
デオンが御言葉としるしを受け取り、従って行った時に、本物の勇
士とされた。「その力で行け」と言われる。主が共におられる。