2002年11月30日(土)

「彼は、えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った。「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。私は先祖たちにまさっていませんから」(T列王19:4)

ある人の証しだ。親族の死、自らの離婚、病気、
倒産と、わけのわからないほどの苦しみが次か
ら次へと襲ってきた。もがけばもがくほど、ます
ます事態は悪くなって行った。人生の完全な敗北
者、失敗者に思えた。クリスチャンとしての証し
など成り立たないように思えた。余りの苦しみの
中で、エリヤのように死を願った事が何度もあ
った。失望落胆したエリヤは逃れの道が死だと
考えた。しかし、神のご計画は異なり、エリヤには
まだこの地上での使命があった。神はエリヤを
回復させ、再び立ち上がらせられた。もし、自分が
願った時に、自分の人生が終っていたら、子供達
の信仰告白、再び与えられた仕事、自らの人生
の夢の成就、それらを見る事は決して無かった。
愚かな願いを神が聞かれなかった事に感謝した。