2020年11月30日(月)

「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての惡から私たちをきよめてくださいます」Tヨハネ1:9



ある人が、母子関係で辛い思いをした。母親にほめられたくて、勉
強も懸命に頑張ったが、良い成績を取っても一度もほめられた事が
無かった。もっと上をと、更に要求されて苦しんだ。幾ら頑張って
も認められなかった。とうとう心を病んでしまった。主の愛に出会
い、クリスチャンになったのだが、根に母親への赦せない思いに何
年も苦しんだ。

しかし主を知り、苦しみを祈りに持って行けた事が幸いだった。心
を打ち明け、思いも感情も吐き出し祈って行った。そんな中、御霊
に示された。母親自身に確かに問題があり、母親から深い傷を受け
た。だがそれは母親の問題であり、赦せない思いはどれだけ言い訳
しても、自分の問題なのだと。今まで母親が悪い、自分は母親から
被害を受けた被害者だとしか思えなかった。

ずっと無くならない苦しみは、母親から受けた傷が深いせいだと、
ますます母親を憎んだ。その陰で全く気づけなかった。母親がどう
であれ、赦せない思いは、自分の問題と認め、その底に憎む思いも
自分の問題と認めた。ありのまま主に告白し、その事を悔い改めた。
その時、心の中の重い鉛が溶けて行った。

問題がある時、特に相手に非がある場合は見えなってしまうので、
要注意だ。苦しいのに解決が無く、苦しんだままになる。主と自
分の関係が、すべてである事を今一度覚えよう。
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主との交わりの中で、光の中に歩んでいないことを知らされる。主に
告白し赦しを受け取ろう。主が相手から解放してくださる。主と自分
の関係がすべてだ。