2024年03月31日(日)

「軍馬も勝利の頼みにはならない。その大きな力も救いにならない。 見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者 に。」詩篇 33:17



通常の考えでは、戦いにおける勝利は兵士の数による。1万と2
万なら、2万人が圧倒的有利に決まっている。戦いの常識であり、
多い方が勝つ可能性が高い。それが、記者は、勝利は兵の数によ
らない、「軍勢の多いことによっては救われない。軍馬も頼みに
ならない」と言う。一般通念と常識がくつがえる事を言われると、
人は戸惑う。

常識で生きているからだ。主の言葉と信仰を掲げながら、実際は
常識や、自分の既成概念で生きているだろうか。信仰と言いつつ、
現実生活では、頭の計算で、軍勢の多い少ないで判断しているだ
ろうか。つまり自分の力による。これなら自分の力の範囲内で、
これは行ける、あれは無理と。頭の中で計算し処理していないだ
ろうか。

そこに主の入る余地がない。しかし、詩篇記者は、勝利は兵の数
にはよらず、勇者の強さによらず、主によると結論づける。主に
信頼し、主の導きによって進むのであれば、常識はくつがえされ
る。そこに主が働き、みわざが現れる。兵の数、つまり自分の力
や、障害や困難の大きさがどれほどであっても、それは何ら問題
でない。

兵の数、物理的力ではなく、主の御心かどうかの問題だ。軍勢の
数で、計算し、頭で動いていないだろうか。又、もし主が共に行
かれないなら、どんなに大軍勢であっても、敗北だ。救いは軍勢
ではなく、主による。主の目は、主を恐れる者に注がれ、その恵
みを待ち望む者に注がれる。主を信頼する者に、恵みが注がれる。

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何か起きると、主が飛んでしまい、肉の価値観がむくむくと出て
常識、既成概念、経験値、自分の思いで判断してしまう。しかし
軍馬も頼みにならないと。主がおられ、主を恐れ、主に拠り頼む
者に救いを下さる。最強のお方が共におられる。