2024年12月31日(火)

「あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです」 マタイ6:21



主がマルタとマリヤを訪問された箇所で、マリヤは主の足もとに
座って、御言葉に聞き入っていた。マリヤは主の言葉に心を集中
させて、全身で聞いていたので、これから主が十字架に向かわれ
る事がわかった。そのために、今まで蓄えたすべての香油を、主
の頭に注ぎ切った。その香油は300デナリで、1デナリが労働者
1日分の給料なので、給料10ヶ月分だ。非常に高価な物だ。

それを見た弟子は、貧しい人々に施せたのにと、マリヤを非難し
憤慨した。しかし主は、マリヤの行為の意味を理解されていた。
「わたしのために、りっぱなことをしてくれた」と。埋葬の準備
に前もって油を塗ったと。それが、主に油を塗れる最後の時だっ
た。その後、主は十字架へ向かわれたのだから。

その後の、週の初めの日、女性たちが、主のご遺体に香料を塗り
に墓に行ったが、もう主はおられなかった。復活されており、誰
も油を塗ることができなかった。まさにマリヤが塗ったナルドの
香油が最後の油だった。これから十字架にかかられる主に、どん
なに慰めとなった事だろう。

女性は、結婚のために香油を蓄えると言われている。マリヤは、
非常に大切な香油は、失ってしまった。しかし、その犠牲が大き
な分、心が大きく主に向けられた。私たちの宝のある所に、私た
ちの心もある。マリヤは、主への後悔の無い、晴れやかな確信が
深められた。

献げる事の意味を知り、祝福を味わい、生涯、主に献げて生きた。
時と機会は大切だ。その時にしか献げる事ができないものがある。
機会を逃してはならない。マリヤのように主の御声に集中し、し
っかりと耳を傾けていよう。
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この一年、お祈りと沢山のお励ましを心より感謝します。「毎日
電車の中で読んでます」等々、何だか繋がっている事に嬉しく思
いました。お一人〃の上に、主の豊かな祝福がありますように!!

(スタッフの都合で年始1週間お休みを頂き、1/8より配信致し
ます。)