2025年06月30日(月)

「もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、 助けと救いがユダヤ人のために起ころう」エステル4:14 



当時の王妃であるワシュテイが退けられ、エステルが、その代わり
に王妃とされた。エステルは、父母と死別し、養父モルデカイに育
てられた。悪人ハマンが、ユダヤ民族絶滅の陰謀を企てた時に、モ
ルデカイの指示で、この新しい王妃エステルが王のもとへ行った。
そして、自分の民族のために、王にあわれみを求めたので、ハマン
の邪悪な企みは阻止された。

王妃であり、黙っていれば、命は助かり、地位も安泰だ。しかし彼
女は同胞を救うために、「死ななければならないのなら、死にます」
と、自らの命をかけて、王に同胞の救いを求めた。エステルにより
学べる。捕囚の民として異国で生まれた事も、時ピッタリに王妃に
なった事も、このユダヤ人の重大な危機のためだった。

同胞を救うために、主の完全な配剤であり、時も、環境も、支配の
もと今の場に置かれた。私たちも成育歴が、皆、違う。だが、どう
であれ、今までの過程は、神の摂理であり、ご計画だ。今、思いと
違い、厳しい現実であっても、今の場で主の御心があり、ご計画が
ある。あなたへの使命がある。

エステルは困難な中で、死を覚悟し、自分を全く主にゆだねた。危
急の時には、方策や手段を必死に捜し回る。しかし方法でなく、主
が、全く明け渡した人を通して、ご自身のみわざをされる。今の場
は、主が遣わされた場だ。目に見えるところでなく、主の視点と御
言葉に立ち、自らのなすべき事を祈っていよう。
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方法や手段を探して動く前に、主に明け渡し、御霊に導かれる事を
していくなら、どれ程のことが出来ただろう。今の場所に、主を認
めて、今するべき事をしよう。