2006年07月31日(月)

「ヤコブは眠りからさめて『まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった』と言った」創世記28:16



ヤコブに欺かれた兄エサウは、激
しい恨みに燃え、殺意を抱く。
自ら犯した罪のために、ヤコブは
家を出なければならなくなった。
野山を旅し続けた。一日中歩き続
けて、日が沈み夕闇が迫った。
そこでヤコブは一夜を明かす事に
し、石ころを枕に横になった。
一日の心身の疲労消耗でヘトヘト
になった体に、固い地面はこたえ
たろう。喉は渇き、足は痛みを覚
える。どうしてこんな事になった
のか、独りぼっちで、惨めで不安
で孤独だった。人生のどん底だっ
た。しかし、その所で、「まこと
に主がこの所におられる」と、ヤ
コブは生ける全能の神に出会った
のだ。信仰人生に一つの特徴があ
り、様々な人々が成功の絶頂時で
なく、人生の「どん底」で、生け
る神に出会っている。惨めで、裸
で、もうどうにもならない絶体絶
命の窮地で、真に神に出会うのだ。
自分が砕かれた時、神がわかる。
自分の力で、苦しい歩みをしてい
た者が、神に出会い180度変わ
るのだ
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皆それぞれにどん底で神様を仰い
だ経験があるだろう。思い通りに
ならない事が今となっては、最高
の恵みの時だった。あの時、神様
に出会わなかったなら、今頃らど
うなっていただろう。