2009年01月31日(土)

「ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ。しかし・・虫がそのとうごまをかんだので、とうごまは枯れた」ヨナ4:7

ヨナの言葉に、ニネベの人々は悔い改め、神はわざわいを思い直された。
ヨナにはそれが納得行かず、怒りが湧く。「死んだほうがまし」と町から出て、
自分で仮小屋を作り、その陰の下に座った。どうなるか、見てやろうじゃないか
との態度だ。

神はとうごまを生えさせ、陰を作られたので、ヨナは非常に喜んだ。しかし翌日
は、虫によりとうごまは枯れた。そして太陽は頭上に照りつけ、衰え果て「死ん
だ方がまし」と死を願った。

苦々しい思いから、機嫌が良くなったかと思うと、又、意気消沈し、死にたいと
思う。私たちもヨナと同様だ。些細な事で一喜一憂し、信仰がグラグラふらふら
する。

物事がうまく行けば大喜びし、少し行き詰まればガックリし、失望し、くよくよ
と思い煩う。これは何が問題なのか。外的状況に振り回される事が問題だ。状況
のアップダウンに関係無く、内側に、芯に、確かな主への信頼、喜び、確信を持
つ事が大切だ。

ヨナはとうごまを喜んだが、それが神から来ている事、主に感謝する事が欠落し
ていた。日陰が出来た現状を、喜んだだけだった。私たちはどうだろう。

ヨナは何と主に愛されている事だろう。御心をそれようと、決して見捨てず、だ
だっ子を大きな愛で包み、付き合い、忍耐もって導かれる。この愛であなたも愛
されている。状況でなく、神のこの動く事のない愛に今一度、基を置こう。
・・・・・・・・・・・・・・・・
状況はコロコロと変わる。自分に都合良かったり、不都合であったり・・神でな
く、自分中心に状況を見ているので、自分もグラグラコロコロ変わる。今、状況
の背後におられる神に、焦点を向けてみよう。そのお心に思いを向けよう。