2011年04月29日(金)

「イエスの前に出てひれ伏し、イエスに真実を余すところなく打ち明けた」マルコ8:33


12年長血を患っていた女性がいた。その間、次々と多くの医者にかかったが直らず、財産を使い果たしていた。12年は長い。どんなに恐れと不安にさいなまれ、苦しみと辛さの中にいた事だろう。必死になり、一生懸命あれこれと努力し、やってみただろう。しかし「何のかいもなく」、努力の成果なく「悪くなる一方」であった。すべての道が閉ざされ、もう絶望だった。

そんな時に主イエスの事を聞いた。着物にでも触ればきっと直ると信じ、主の着物に触った。すると触った途端、直った。主は「だれが触ったのか」と着物に触った人を捜された。人の心の中まで見抜かれる主は、誰が触ったのか、聞くまでもなくご存じであった。

しかし女性のために、主ご自身と接触するようにされた。そのまま帰れば、身体は癒えたが、残りの人生、主と何の関係も無く生きて行ったであろう。すると彼女は「ひれ伏し」「イエスに真実を余すところなく打ち明けた」。「安心して帰りなさい」何と癒しの言葉だろう。

12年間の苦しみ、悲しみ、傷、痛みが癒された。「すこやかでいなさい」心身癒され救いを受けた。私たちも主に自分の気持ち、悩み、苦しみを「余すところなく」打ち明けよう。「安心して帰りなさい」と主は癒して下さる。又、主は一刻を争うヤイロの娘へと向かう途上に対応された。一途に主を求める魂を、主は必ず顧みて下さる。
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主が必ず解決して下さり、その方法だけが最善と信じ、苦しみも辛さも余す所なく打ち明けよう。すべての道は閉ざされているようにしか見えず、あれこれ解決方法を探しているなら、一途に主にすがるしかないと心に決め、今日をすこやかに生きて行こう。