2011年06月29日(水)

「サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イスラエルの人口を数えさせた」T歴代21:1


ダビデは、アモン人やペリシテ人との戦いに大勝利した。誘惑は苦しみの時ではなく、大勝利、大成功の後にやって来る。勝利に有頂天になり、油断している時にサタンにやられてしまう。成功の後こそ、心を引き締めていないといけない。ダビデはアモン人を滅ぼし、勝利した時に、バテシバとの姦淫の誘惑に陥った。

そして、今、勝利の後、又、誘惑が臨んだ。人口調査自体は別に罪ではない。ダビデの動機が問題であった。人は成功すると、その原因を自分の中に見つけようとする。仕事に、働きに、戦いに勝利する時、口では、神がと言うが、心では、自分の業績であるかのように、自分を誇ろうとしてしまう。サタンの誘惑だ。

ダビデが行った「剣を使う者」兵力調査は、神を誇るのではなく、軍事力を誇り、自分を誇ろうとする動機であった。兵力に頼り、この軍事力は自分の力だと誇る罪であった。イスラエルの勝利は、どこまでも神の御力、神の祝福によるものだ。軍事力ではなく、ダビデの力でもなかった。

それは傲慢であり、主を頼らない不信仰だ。主はダビデを愛しておられたので、このまま進む事を望まれず、取り扱われた。「私は・・大きな罪を犯しました」ダビデは悔い改めることができた。良きものはすべて上から来る。巧妙に誘惑して来るサタンを見張り、祈っていよう。
--------------
苦しい時は神様を近く呼び続けるが、山場を越え祝福された後にサタンがやって来て祝福を奪われる経験をする。祝福があったならまず神様に感謝しよう。サタンにつられ肉で歩みはじめないよう気を引き締め祈っていよう。