2011年10月30日(日)

「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに・・あなたがたの願い事を神に知ってい ただきなさい」ピリピ4:6         


非常に心配な事、思い煩いが臨む時、どのように対処するだろう。ある人は不安
な事態に飲み込まれてしまい、ああなって、こうなってと、最悪のシナリオを描
き、真っ暗闇に落ち込んでしまう。

ある人は、考えると心が暗くなるので、快楽やアルコールに逃げてしまう。又、
矛先を人に向けて、人を責めて行ったり、人は皆幸せで、自分だけが不幸、自分
は可哀相と、自己憐憫に浸ったりする。

しかし、自分の心はますます辛く苦しくなるばかりだ。思い煩いとは、心を分割
するという意味がある。ああでもない、こうでもないとくよくよし、心が定まら
ず、心が分かたれて行く。不安の中で身動き取れず、平安と喜びを失ってしまう。

御言葉はこのような時の対処法を言っている。「思い煩うな」まず思い煩う事を
ストップして、「願い事を神に知っていただきなさい」。状況と自分を見ている
目を、そこから離し、神に向けて、ことごとく自分の気持ちを告げて行く。まず、
不安、恐れ、心配、そのままの気持ちを、思いを、隠さず、押し込めず、無い振
りをせず、神に告げよう。

そして、自分の願いを神に告げて行く。そのように実行する時、「人のすべての
考えにまさる神の平安」が心に臨むと。ありのままの気持ち、願いを神に告げ、
委ねる時、恐れと不安が去り、必ず平安を経験する。

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主のもとに一つ一つの不安な事柄と自分の気持ちをもって行き、ことごとく告げ
よう。ダビデやハンナのように、気持を洗いざらい主にぶつけ、申し上げよう。
その時、目は状況でなく、主に向いていて、主の視点から恵みが見えて来る。