2016年01月30日(土)

「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえを、その他 のいけにえを喜ばれるだろうか。見よ、聞き従うことは、いけにえ にまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる」Tサムエル1 5:22



サウル王は、アマレクを聖絶せよとの、主の言葉に従わず、羊や牛
の最も良いものを惜しみ、つまらない、値打ちのないものだけを聖
絶した。そして「主に、いけにをささげるため」と言い訳し、弁解
した。しかしそれは御言葉をおろそかにし、捨ててしまう事であっ
た。

サムエルが「主の御声に聞き従わず・・主の目の前に悪を行なった」
と指摘した。自分の思いで、肉で動くことは、主に喜ばれない。ど
んなに自分が良かれと思ったとしても、受け入れられない。主が喜
ばれるのは、御声を聞いて、それに従うことだ。御声に聞き従う時
に、主のわざが成し遂げられて行く。神の栄光が現される。

ある人が職場で、どうしても愛せない相手がいた。嫌いで、どうに
もならない。幾ら愛そうと頑張っても出来ない。尚も頑張るが、嫌
でたまらず、心は重く苦しいばかりだった。自らの無力をあるがま
まを主に祈って行った時、御霊からの促しが来た。声をかけるよう
にと。

声などかけたくもない。自我は抵抗する。しかし従う事に決心し、
昼休みに声をかけた。すると何気ない話から、どんどん盛り上がり
互いの事に話が及んだ。不思議な平安な気持ちになった。以後、普
通に話すようになり、自分の心が変えられて行った。自分で何かを
するのでなく、どうにも出来ない事態に、ただ御声に聞き従う時に、
主が働かれ、みわざをなされる。

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自分が良かれと思うことをするのでなく、御霊の導きに従う事が大
切だ。自分の良かれと思う事をすると、事態が空回りするばかりだ。
御霊の示しに一歩従うと、そこに御霊が働かれるので、不思議なみ
わざを見て行く。自分自身も主を知って行く。