2017年03月30日(木)

「だれに対しても、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい」ローマ12:17


悪に対して、悪をもって報いるな、とある。生まれつきの性質、肉
は、悪には、悪で立ち向かいたい。仕返しがしたい。それも何倍に
もして、やり返さなければ気が済まない。肉は、悪に、悪で返すと、
スカッとする。敵対され、傷つく事を言われると、こちらも言い返
したなら、その瞬間はスッとする。やられっぱなしで、なるものか
と思う。

しかし、平安が失せて行く。誰しも経験あるだろうか。肉で、怒り
にまかせて、やり返すと平安が無くなる。又、それは連鎖を生み出
して行く。相手も激高して来る。連鎖はとどまるところを知らない。
「復讐するな」と言われているが、復讐は、更に怒りを膨らませ、
憎しみへと増幅させる。報復は報復を生む。そこで主は復讐は、神
に任せよと。

「わたしが報いをする」と。敵が飢えたら、食べさせよ。そうする
なら、彼の頭に燃える炭火を積むことになる。相手は良心のかしゃ
くに耐えられず、恥じ入り、悔い改めに導かれる。善をもって悪に
打ち勝てと。すべての人に善を図れと。肉は怒りに燃え、絶対に復
讐したい。悪をもって悪に報いたい。人間にはできない事を言われ
ている。

しかし、人にできない事が、神にはできる。これは奇跡だ。自分に
はできない事を認め、神の助けを求めよう。出来ないところに、御
霊が働き、御霊の力によって自分が変えられ、不思議を経験する。
祈りに答えられる。
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復讐は神のすること、神の怒りに任せよと言われる。肉と肉の怒り
にならないよう神の介在により守っていただこう。悪に善は自分に
は出来ないが、ただ祈っていこう。