2017年11月29日(水)

「主の前で、激しい大風が山々を裂き、岩々を砕いた。しかし風の中に主はおられなかった・・地震の中にも主はおられなかった」T列王19:11


霊的勝利の後は、危険だと言われる。勝利し油断してしまう。そこ
にサタンの攻撃と誘惑が臨む。大勝利の後こそ、身を引き締め、慎
み、へりくだって更に主に拠り頼む必要がある。エリヤは、バアル
との戦いで、大々的勝利を遂げた。ところがその後の、イゼベルの
エリヤ殺害命令の脅しに怯え、逃亡してしまった。

あれほどの戦いに勝利したエリヤが、恐れて逃げた。この事の原因
はイゼベルの言葉だった。神の言葉よりイゼベルの言葉を受け入れ
て、その言葉に自分が動かされてしまった。エリヤは、人間的な目
で見て弱気になっていた。神はそんなエリヤを責めず叱らず、眠ら
せ食事を与え、十分な休息を与えた。

身体の回復を与え、ホレブに向かわせ、山上で主の前に立つように
命じられた。激しい大風、地震、火があった。しかしそこに主はお
られなかった。普通は、神とは、そんな大々的な現象の中にいると
思ってしまう。人は、特別目立った、驚異的なものを期待する。し
かし人間的思いで弱気になっているエリヤに、主は超人的力では現
われなかった。

「火のあとに、かすかな細い声があった」かすかな細い声でご自身
を現された。それを主の御声とわかったエリヤは、信仰に立ってい
た。私たちも、大々的な事柄に主を探していないだろうか。又、自
分の心の中で、自分の思いの声がやかましいと、かすかな主の御声
が聞こえない。黙して、細い主の御声にしっかり耳を傾けよう。そ
こで御心が示され、次なる指針が与えられる。
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心が萎えて力が尽きそうな時すべてがネガティブに見え、周囲は脅
威だ。主が遠くにいるように思える。弱ったままで主の御声を待ち
望み、求めよう。必ずかすかな導きも感受できる。主は導かれる。