2018年07月30日(月)

「しもべの主人は、かわいそうに思って、彼を赦し、借金を免除してやった」マタイ18:27



主人から借金6千億を抱えるしもべがいた。返済など不可能だ。猶
予を願うしもべをあわれみ、主人は何と全額免除にしてやった。何
という事だろう。命がかかったほどの重圧がきれいに取れた。その
帰りに、彼は百万貸しのある相手に出会った。ひれ伏して、少し猶
予をと乞う相手を容赦せず投獄した。それを聞いた主人は怒り、彼
を牢に投げ入れた。

私達も人を赦さないならこのようになると。6千億もの借金が全額
免除にされた。同様に、私達は主の十字架の贖いにより、すべての
罪が完全に赦され、片がつけられた。「わたしは、彼らの罪を二度
と思い出さない」と。罪が赦され、罪無しとされる。これほどまで
の恵みを受けているのに、人を赦せない。

それは牢獄に入る事になる。牢獄は四六時中、憎しみと復讐心で真
っ暗だ。憎しみでがんじがらめで、心は苦しく辛いが、外に出る事
ができない。楽しいはずの時も、心に重い鉛があり、決して楽しめ
ない。一生その相手に拘束され、人生がコントロールされる。どう
したら牢獄から出られるのか。解決は一つだ。相手を赦す事だ。そ
の時、牢獄から出る。

頭ではわかるのだが、自分では出来ない。まず助けを求めて祈ろう。
主がさせて下さる。ある人は親を絶対に赦せなかったが、「赦した
くないです。助けて下さい」から取り扱いが始まった。そしてつい
に親を赦せた。牢獄から解放された。赦せない相手がいるなら、ま
ず祈って行こう。祈りが積まれ、主が取り扱われ、主の奇跡のわざ
がなされる。
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相手のした悪を数えて、憎しみ続けるのは牢獄だ。一刻も早く出よ
う。その意思を主に向け祈ろう。御心の祈りは必ず聞かれる。そし
て正しく裁かれる主に委ねよう。