2019年05月30日(木)

「私はこわくなり、出て行って、あなたの一タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたの物です」マタイ25:25




主人から5タラントと2タラントを預かったしもべたちは、すぐに
出て行って商売をした。ただただ主人を喜ばせたくて、主人のため
に働きたかった。彼らは、主人が愛深い、良い方だと信じていたの
で、仮に失敗しても、赦して下さると思っていた。そのため、自由
に伸び伸び、生き生きと喜び持って働くことができた。

1タラントのしもべは、神観が間違っていて、要求ばかり突きつけ
て来る酷い、恐い主人だった。こんな主人のために何をしたいとも
思わない。失敗した時はどんな恐ろしい事になるか。罰が恐い。預
かったものを、減らそうものなら、どんな酷い目にあうか。だから
無くならないように、地に隠しておけばいい。そしてそのまま返そ
う。それなら文句は無いだろう。

しかし主人から「悪い、怠け者のしもべ」と叱責された。怠け者な
ら、怠惰でいっさい何もしないように思うが、このしもべは無くな
らないように、地中に埋めるという行動をした。だが主人の見方は
違った。怠け者とは、タラントを活用しないという事だ。埋めた事
は全く活用していない。それを叱責された。

主人は、私たちが任されたタラントをどんどん使い、用いる事を喜
ばれる。使わない事が怠惰だと。あなたに任された賜物はどうだろ
う。地に埋め込んでいるだろうか。主人はそれぞれのしもべに大き
な信任と期待を持って、タラントを預けた。その主人の愛と信頼を
受け止め、応えて行けるよう、祈って、与えられたものを用いて行
こう。
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何もしなければ失敗もないが、主と共に歩む生き生きとした信仰生
活の喜びも経験できない。御霊に導かれるまま、与えられている賜
物を用いて行こう。