2019年11月29日(金)

「神がハガルの目を開かれたので、彼女は井戸を見つけた。それで行って皮袋に水を満たし、少年に飲ませた」創世記21:19



アブラハムとサラは、主から子供を与えるとの約束を与えられて
いたが、信仰に立ち、忍耐持って待ち望むことができなかった。
待てども与えられない事で、当時の慣習である奴隷によって子供イ
シマエルをもうけた。自分たちの思いで動いてしまった。しかし時
満ちて約束の子イサクが誕生した。

やがて乳離れの頃、ハガルによる子イシマエルがイサクをからかう
のを見て、サラは奴隷ハガルとイシマエルを追い出すよう、夫アブ
ラハムに迫った。アブラハムはどちらも実子であり、非常に悩んだ。
すると主は、サラの言う事を聞き入れよと示され、奴隷の子も一つ
の国民とするからと。どこまでも憐れみ深い主であり、私たちもど
うして良いかわからない、悩みの時は主に向こう。御言葉与え、御
心を示して下さる。

アブラハムのもとを出た、ハガルとイシマエルは荒野をさまよい歩
いた。とうとう水が尽きて、死が目の前に迫った。ハガルは子供が
死ぬのを見たくないと、離れて坐り、声を上げて泣いた。絶望だっ
た。その悲痛な泣き声を主は聞かれた。少年の声も聞かれ、ハガル
に「恐れてはいけない」と御声をかけ、ハガルの目を開かれた。そ
れで彼女は井戸を見つけた。

井戸は最初からすぐそばにあった。問題は目が開かれることだった。
私たちも悩み苦しみに襲われ、パニックになり、混乱してしまうが、
問題に飲み込まれるのでなく、目が開かれるよう祈ろう。目が開か
れると井戸がすぐそばにあったように、問題が解決へと導かれる。
主は解決をお持ちだ。
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神を見失しなうと現実の闇が濃くなって迫る。背後にある神の恵み
や光を知ることがない。常に私たちを愛しておられる神に目を向け
ていよう。いつも喜び絶えず祈り感謝していたい。