2020年01月30日(木)

「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」箴言29:25



ヘロデ王は、ヨハネを正しい人と恐れ、保護していた。しかしヘロ
デヤの娘が踊りを舞った時に「何でも欲しい物を与えよう」と誓っ
た。娘は、母親に言われ「ヨハネの首を」と願った。王はヨハネの
事であり、大変心痛めたが、自らの誓いと、そして体面ゆえにヨハ
ネを殺害した。ヨハネの 語る神の言葉を聞いていながら、保身に
走り、人前を保つがために、ヨハネを抹殺してしまう。

ヘロデは、ただ神の言葉に喜んで耳を傾けるだけで、御言葉に向き
合い、悔い改める事は無かった。神の言葉に自らを従わせ、方向変
換するという事をしなかった。ヘロデは王であり、最高権力を持ち、
心痛むのであれば、娘の願いを退けることができた。にもかかわら
ず、娘の言う事に従ってしまった。

ヘロデは、神を恐れず、人を恐れた。めんつを取り繕うことが最優
先であった。そのために大きな間違いを犯してしまった。私たちは
どうだろう。自分が思う以上に、人の目に縛られているものだ。人
への恐れのゆえに、事を誤ってしまう。そうであれば、神の言葉に
喜んで耳を傾けていながら、御言葉に従わない事になってしまう。

人への恐れは、古い性質にあり、根深く培われている。まず気づき
から始まる。気づきが与えられるよう祈っていよう。御言葉を喜ん
で聞いてはいても、示しに従わないなら、実を結ぶことがない。実
を結ぶ生涯とされるために、今、目の前に示されている一歩に従お
う。
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誰にでも良く思われ、誰とでも上手く付き合う事ができるだろうか。
それが可能なのは、人の評価から解放された、御心に明け渡してい
る人では無いだろうか。人より主に信頼した生き方を選ぼう。