2020年04月29日(水)

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」マタイ6:33




ある人が職場で、早朝出勤、深夜帰宅の過重な毎日だった。企画し
た仕事は思った以上に困難で、その準備に幾ら時間があっても足ら
なかった。仕事後は、外部関係者の接待が続き、体力にも限界で、
ストレスは半端無かった。容量オーバーで、デボーションの時間も
全く取れず、日々の重責に、心はピリピリ、イライラし、平常心も
失いつつあった。喜びや平安など持て無かった。

どうにもならず、決心し、時間を取り、主の御前に静まった。主を
意識し、ギリギリの状態で祈り始めると、心が解き放たれて行くよ
うだった。御言葉に向かうと、カラカラのスポンジに水がしみ込む
ように感じた。「だから、神の国とその義とを第一に求めなさい。
そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」
の御言葉が心に臨んで来た。

「神の国とその義」が、後回しになっていて、「それに加えてこれ
らものはすべて与えられます」の「これらのもの」を第一にして、
心身すり減らしていた事に気づかされた。優先順位が狂っていた。
逆になっていたので、全く平安が無く、喜びもなく、疲れ果ててい
た。

多忙の日々こそ、更に主を必要としている事にも気づかされた。朝
のほんの少しの時間をも、交わりの祭壇を建て直した。平安と喜び
が戻った。優先順位に気づきが与えられたら、その度に戻して行こ
う。御霊が気づきを与えて下さる。
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主との交わりの祭壇が崩れていくと、負の言葉ばかり聞いてしまう。
気がついたらそこからやり直そう。罪も赦され弱さも受けとめられ
る主から離れては、本当の意味での喜びを見失う。