2021年08月30日(月) 「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである」Uコリント12:9
「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである」Uコリント12:9
パウロには、とげが与えられていた。それは激痛を伴い、これさえ 無ければ、もっと主のために自由に働けるのに、これがあるがため に制限されてしまう。だからもっと働けるために、とげを取って欲 しいと。パウロは切に祈った。すると主のみ思いは全く別にあり、 高慢にならないために、とげが与えられているのだと。とげにより、 高慢から守られていると。 その弱さを嘆くのでなく、誇れと言われた。私たちにも弱さが与え られているだろうか。これさえ無ければ、どんなにかスムーズに人 生歩めるのにと。こうで無ければ良いのに、この弱さで絶えず足を 引っ張られる。それは何だろう。生い立ちや境遇だろうか、性格的 弱さ、病気や障がいだろうか、辛い環境だろうか。 しかし主は、わたしの恵みは、あなたに十分であると言われている。 主の恵みは、私に満ち足りていると。紛れもなく、その弱さにこそ 主の力が働くのだからと。だから主に在って、その弱さを誇れと。 こんな生い立ちでなく、こんな境遇でなければ、病身でなく健康で さえあれば・・しかし、その弱さの中に、主の力が完全に現れるの だからと。 パウロは、真剣に徹底的にこの事を祈った。苦しみを主に持って行 った。そして主から「ノー」の答えをもらった。取り除かないと。 主の御心を知る事ができた。どんなに平安だったろう。恵みは満ち 足りていて、絶えず主の力を見せられるのだから。 ------------- 克服できない弱さを覚えるとき、へりくだり主に助けを求めていく。 その時こそ主は最も近くにおられると思える。弱さの中に主を見て いこう。必ず主は力を現してくださる。全てのことは恵みだ。