2023年05月30日(火)

「アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。」 創世記12:4 



アブラムは妻サライと、父親テラと甥のロトと共に、ウルを出る。
そこからカランまで来て住みつくが、父親のテラは、そこで亡くな
った。するとその後、主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ
故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい」と。アブラ
ムに、神の御声が臨んだ。75歳の時だった。

「信仰によって、アブラムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召し
をこうむった時、それに従い、行く先を知らないで出て行った」と
あり、信仰によって、行き先のはっきりしない旅に出た。それはア
ブラムの信仰だった。ウルを出る時に、長い期間に培われた人間関
係も慣れ親しんだ環境も捨てて、出発した。安心でき、居心地の良
い居場所を出た。

そしてカランに住み着いたが、そこにとどまらず、更に先に進むよ
う告げられた。ちょっとは休み、とどまりたいと思ったかも知れな
い。しかし主の御声に、示しに従順に従った。私たちにも、主は、
居心地の良い今の場所を出て、新しいチャレンジに一歩踏み出すよ
うに、言われているだろうか。御声が来たなら、「主の告げられた
とおりに」従おう。

先は見えないので、不安も恐れもあるかも知れない。しかし主の御
声には、ためらわずに従うことが大切だ。「私は急いで、ためらわ
ずに、あなたの仰せを守りました。」ぐずぐずしていると、必ずや
従えなくなってしまう。「そうすれば、あなたを祝福し」従うとこ
ろには大きな祝福が備えられている。主の真実、主の愛、御言葉の
確かさを、従う時に経験して行く。
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自分のプランや理想があり慣れた現状も心地よいが、いつでも主の
示しに立ちあがれるよう、心も整え主の御声に耳を澄ませていた
い。新しいチャレンジは感謝だ。必ず新しい祝福が備えられてい
る。