2023年08月30日(水)

「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民 イスラエルをエジプトから連れ出せ。」出エジプト3:10



大きな厳しい難題を目の前にすると、私たちは大きく戸惑い、恐
れ、パニックになり、尻込みする。モーセも、ある日突然、とんで
もない事を告られた。「あなたをパロのもとに遣わすから、イスラ
エルをエジプトから救い出せ」と。主からの、思いもよらない申し
出に、なぜ自分がそんな途方もない事をしなければならないのか。

そんな事、今の自分に出来るわけがない。まるで絵空事だ。更に、
過去に大失敗をしている。若い王子であった時に、同胞を救い出そ
うとして、見事に失敗した。何を今更、地位も、能力も、気力も、
体力も、財も、人脈も何も無い。何が出来よう。だが「わたしはあ
なたとともにいる。これがしるし」だと。しるしとは保証だ。

主からの保証なら、こんなに確固たるものはない。だがモーセは、
自分は口下手だと尻込みする。すると主は「わたしがあなたの口と
ともにあって、言うべきことを教える」と。だが尚も尻込みし「ど
うか他の人を」と。では、兄のアロンを口の代わりにすると。モー
セの問いに次々と答えられ、モーセは説得され、この主の申し出を
受け止める。

私たちにも「わたしはあなたとともにいる」、主は保証を下さって
いる。今、困難の中にいるだろうか。新しい事柄に導かれているだ
ろうか。主が共にいるという、これ以上無い保証のもと、「わたし
があなたを遣わす」の言葉に立って、信仰によって一歩踏み出そ
う。
祈ろう。
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主が味方として傍にいてくださる。これ以上の保証があるだろう
か。弱くて何もできない者でも主に従うときに信仰も強くしてださ
る。不安もありのままに告げながら、主に従って踏み出そう。