2023年11月29日(水)

「キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てる ことができないとは考えないで・・」ピリピ2:6


あるクリスチャン会社員が、仕事上の事で行詰まってしまった。難
しいプランを抱え、試行錯誤しつつ、何やかやと試してみるのだ
が、暗礁に乗り上げた。糸口が見えず、八方ふさがりの状態だ。途
方に暮れて、心の中で、主に助けを求めて祈っていた。そんな時
に、部下が「こんな方法はどうですか」と説明し、良い提言をして
来た。「あっ」と思ったのだが、決断できず、ちゅうちょして見送
った。

重い心のまま帰宅し、主の御前に祈りの時を持った。心を注ぎ出
し、自分の思いや状況や何やかやと、主に告げながら、祈ってい
た。「神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることがで
きないとは考えないで、ご自分を無にして、死にまで従い、実に十
字架の死にまでも従われ」と、御言葉が心に迫って来た。

部下からの良い提案は、きっと祈りの答えだったと、うすうすはわ
かっていた。しかし、自分は経験豊富なベテランであり、年若い部
下からという事で、素直に受け入れられなかった。それは、自分の
プライドのためである事に気づかされた。それなら高慢ではない
か。御前に悔い改めて、部下の提案を取り入れた。すると、主は素
晴らしく祝福して下さり、難題に見事な解決を見た。

しばしば、主は高ぶった私たちに、へりくだりを求められる。水は
低い方へと流れる。決して高い方へは流れる事はない。恵みはへり
くだった者へと溢れ流れる。今、何かの事で、プライドが妨げてい
るなら、十字架の主を見上げよう。むち打たれ、身体が砕かれ裂か
れ、血まみれになり、身も心もぼろぼろになり、すべてを捨てて下
さった方を仰ごう。
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なかなかへりくだれない者だ。主によって様々な環境に置かれ醜い
自分を示される。気づけるのが感謝だ。主はへりくだりの愛をもっ
て十字架に進まれた。主の十字架を仰ごう。