2024年08月30日(金)

「見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、 雄羊の脂肪にまさる」Tサムエル15:22



サウル王は、主から王位を与えられたのだが、不従順の罪の結果、
退けられてしまった。何が不従順だったのか。主に「アマレクを打
ち、すべてのものを聖絶せよ」と命じられたが、「サウルと民」は、
最良のものを惜しみ、値打ちの無いものだけを聖絶した。主に言わ
れたことに、従わなかった。叉、それはサウルが、民と一緒に犯し
た罪だった。

サムエルは、主から言葉を受け、サウルに会いに行く。サムエルに
罪を指摘されたサウルは「私は主のことばを守った」と。「では羊
や牛の声は何か」と問われ、「民が、惜しんだ」と、民のせいにし
た。そして、尚もそれは「主に、いけにえをささげるため」だと。
あたかも主のためだと、正当化する。自分の間違いを正当化して行
くなら、幾らでも、どんな言い訳でも出て来る。

サムエルは「そむくことは占いの罪、従わない事は偶像礼拝の罪」
だと言った。主の言葉に従わない事は罪だと。そして「主のことば
を退けたので、主もあなたを王位から退けた」と。聞き従うことは、
いけにえにまさると。私たちはどうだろう。主の言葉には、従いた
くないので、他の都合の良い善行で、埋め合わせをするだろうか。

又、主の言葉に従うのでなく、主が喜ばれるであろうと、「自分が」
思う事をしてしまうだろうか。それなら自分の思いだ。主は、示さ
れた事に従う事を喜ばれる。それ以外の善行で、帳消しにならない。
そのために、まず主の示しに、主の言われる事に、しっかり耳を傾
けよう。
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御言葉に誠実に向き合い、従いたいと祈っていなければ、簡単に都
合の良い方へ向かってしまう。言い訳も巧みに出てくる。自分の知
恵がいかに御言葉に逆らってくるのか、よく学びたい。