2024年09月29日(日)

「アハブは不きげんになり、激しく怒りながら、自分の家に入った ・・彼は寝台に横になり、顔をそむけて食事もしようとはしなかっ た」T列王21:4



アハブ王が、ナボテのぶどう畑が欲しくてたまらず、彼に畑を譲
るよう言った。更に良いぶどう畑を与えるか、又、代価を支払う
と。だがナボテは断った。これは正当な事だった。先祖から継い
だ土地は売ってはならないと、定められていたからだ。もし貧しさ
ゆえ土地を売る場合も、細かい規定があり、買い戻しの権利のあ
る親族が買い戻す事になる。

ナボテは正しい事をした。すると、わがままなアハブ王は、ふて
腐れて不機嫌になり激怒した。ベッドに横になり、顔をそむけ、食
事もしなかった。自分の思い通りにならないので、むくれて、何も
したくない。アハブは自分が正しくない事はわかっていた。間違い
だとわかっていても、要求が通らない事に腹を立て、欲望を押し通
す。

間違いを認めない時、更に罪に進み、罪を重ねて行く。結局、妻
のイゼベルのそそのかしと悪巧みにより、畑を手に入れるために、
ナボテを殺害してしまう。私たちも、自分の間違いは、はっきり認
めよう。でなければ、罪に更に罪を重ねてしまう事になる。又、自
分の思い通りで無い場合、そこに門を閉じておられる主を認め、
へりくだって、主の御心を受け入れよう。

別の、更に良い門を開いて下さる。いつも最善の道が用意されて
いる。自分の欲望中心でなく、主の喜ばれること、主のお心を求め
よう。主と主の御心を第一にする時にこそ、自分自身にも真の満足
と喜びを得る。その平安は、この世の何ものにも代えられない。

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信仰生活で思い通りにならない時、主のテストだ。思い通りになら
ない事態によって砕かれる。別の道が備えられていること、益とさ
れる事、すべての道で主を認め、受け入れること、様々学ばされ
る。主のお心を問うて行こう。