2025年05月30日(金) 「そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。『主よ。この罪を 彼らに負わせないでください。』こう言って眠りについた」 使徒7:60
「そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。『主よ。この罪を 彼らに負わせないでください。』こう言って眠りについた」 使徒7:60
使徒を助けるために選ばれたステパノは、信仰と聖霊に満たされた 人物で、不思議なわざとしるしを行なっていた。気に入らない律法 学者達は、彼と議論するが、「知恵と御霊により語っていた」ので 全く歯が立たなかった。そこで画策し、偽証人を立て、神を冒涜し た罪で議会に引き出した。ステパノはイスラエルの歴史を語る。 民は事あるごとに偶像礼拝に陥り、主は預言者を送り、立ち返らせ ようとするがそれも拒み、最後にはキリストを殺してしまったと。 すると人々は怒りに震えた。聖霊に満たされたステパノは、人々の 石打ちに「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言い、 「この罪を彼らに負わせない」ようにと叫び、息絶えた。 主の十字架上の言葉だ。「主よ彼らをお赦しください」。ステパノ は、なぜ自分を殺す人々を赦せたのか。まず彼は、聖霊に満たされ ていて、主に従おうと自分を明け渡した人だった。自分の生涯に主 の栄光が現される事だけを求めていた。だからこそ聖霊に満たされ ていた。そして、主だけを見つめていた。 「天が開けて・・人の子が・・見えます」。私たちはどうだろう。赦せ ない相手だけを見続けているだろうか。思い煩いや不安、怒りの事 象だけを見ていないか。又、一番大切な、「御霊によって歩みなさ い」は、どうだろう。これは勧めでなく、命令だ。祈り求めて行こ う。主は取り扱い、一歩〃導いて下さる。 ------------------ 聖霊に満たされ、天を仰ぐとき、恐れも怒りもなく「彼らをお赦し ください」と祈れた。御霊によって歩むとき、主のご栄光だけを見 つめていける。御霊に助けられ歩もう。