2025年10月30日(木) 「信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受 け入れたので、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れま した」ヘブル11:31
「信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受 け入れたので、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れま した」ヘブル11:31
ラハブは、遊女で異邦人だった。今でなら風俗の女性だ。しかし彼 女の行ないにかかわらず、その信仰により彼女は救われた。主は、 その信仰を見られる。彼女はイスラエルの神を畏れていた。神が出 エジプトを果たさせ、紅海を分けられたこと、又、エモリ人の王た ちを聖絶した事も聞き、「あなたがたの神、主は、上に天、下は地 において神であられます」と信仰を告白した。 カナン人の偶像でなく、まことの神を信じ、信仰ゆえに、イスラエ ルの2人の斥候をかくまい、別の道から逃がした。もし見つかれば、 斥候たちは殺されるし、ラハブも殺されてしまう。まさしく命をか けた。しかし信仰による事だった。ヨシュアが攻めて来た時に、自 分と家族の救いのために決意し、行動した。 そしてヨシュアが侵攻し、エリコの人々が皆、滅ぼされた中、ラハ ブの家族だけが救われた。ラハブを通し、主を畏れて、行動する事 の重大さを教えられる。勇気が要った事だろう。しかし神を信じる 信仰に立った。その後、ラハブはサルマと結婚し、ボアズが生まれ た。ボアズの母親だ。ボアズはルツと結婚し、オベデが生まれた。 オベデにエッサイが生まれ、エッサイからダビデ王が生まれた。そ して、後にイエス・キリストが誕生した。信仰に立って、行動した ラハブは、主の系図に名を連らねるという、大きな栄誉を受けた。 ------------ 迫りくる滅びを前にして、ラハブは、真実の主なる神に助けを求め るしかないと認めて、主に頼った。主の十字架によって、私たちも 滅びをまぬがれ、同じ恵みに与れた。主に委ね信仰に進もう。