2008年04月27日(日)

『そして人々に言われた。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい」』ルカ12:15  

                
この世はそうだが、私たちの、肉も満
足する事をしない。幾ら得ても足らな
い。もっと、もっと欲しい、もっと得
たい。これは「貪欲」だ。貪欲の罪だ。
普通、これだけ持てば充分だと思うの
に、幾ら持っても足る事がないばかり
か、ますます渇き、持てば、更に、更
にと、果てしなく欲が湧く。「貪欲」
とは偶像礼拝の罪だ。自分を満たして
くれる「もの」に依存し、崇めて行く。
私たちの人生を的はずれの方向へ振り
回す。心にある欲望が大きな問題だ。
富も幾ら所有しても、これで充分とい
う事がない。際限なく所有したい。贅
沢も限りがない。「貪欲」は人生を狂
わせ、破滅させる。「金持ちになりた
がる人たちは、誘惑とわなと、また人
を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、
有害な多くの欲とに陥り」。「金持ち
になりたがる」とは、単なる金銭だけ
の事でなく、名誉、地位、成功への野
心、人から褒め称えられたい欲望・・そ
れらは一見気づかないサタンの罠だ。
自分を刺し通してしまう。「しかし、
満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな
利益を受ける道」主は素晴らしいもの
を下さった。それは「満ち足りる心」
だ。この世は決して持つ事がない。感
謝できること、喜べること、主を愛し
て行けること、何と幸いだろう。貪欲
の誘惑が来ていないか。よく注意して
警戒していよう。 
・・・・・・・・・
貪欲には底がない。満足が永久に無い。
得るほど更に欲しい、持つほど貧しく
なる。神でなくこの世のものに依存す
る心だ。神が下さるものに感謝し、神
を認めて行く時、どんな状況でも、心
は満ち足りて幸せだ。