2009年06月17日(水)

「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある」伝道3:1



私たちの人生は思い通りにならない。実際、しばしばそう感じる事だろう。思い通りにならない方が多いかも知れない。イライラしたり、不安になったり思い煩ったりする。

「何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある」と聖書は言う。つまり、「すべての事に神の最高のタイミングがある」という事だ。

私たちが絶対に良いと思うタイミングと、神が思われるタイミングがしばしば違う。私たちから見れば、最悪と思う時が、実は神の最善のタイミングだったりす
る。

人間は先が全く見えない。しかし、神は何もかもを見通しておられる。ヨセフは、かつて見た夢が実現するまで、長い歳月がかかった。その間、試練に次ぐ試練に苦しんだ。

兄たちの悪企みで売られ、異国の地へ。主人の好意を得、幸いが来たかと思えば、無実の罪で牢獄へ。出られると期待を持てば、忘れ去られて尚も、忍耐の時が続く。

苦難の中で、決して諦めず、自暴自棄にもならず、神を信じて、「時」を待った。信じて待ち続けた。結局、ベストのタイミングで総理大臣に任命され、ヤコブ一族を飢饉から命を救う事ができた。

「神のなさる事は、すべて時にかなって美しい」。私たちの思いとは異なる、「神の時」がある。待つ事は大変難しいが、今必要なのは、待つことだろうか。
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待つことは難しい。動き回り策を弄するほうが簡単だが、神様の時に全てが美しく完成される。今、祈りが聞かれないのではなく、待つことを学ぶ時なのかもしれない。