2010年03月21日(日) 「娘よ。このことがどうおさまるかわかるまで待っていなさい。あの方は、きょう、そのことを決めてしまわなければ、落ち着かないでしょうから」ルツ3:18
「娘よ。このことがどうおさまるかわかるまで待っていなさい。あの方は、きょう、そのことを決めてしまわなければ、落ち着かないでしょうから」ルツ3:18
ナオミは、モアブの地から、自分についてベツレヘムに来た、嫁ルツの今後につ いてよく考えた事だろう。ルツに良くしてくれるボアズ、親戚であり、その誠実 さに彼こそがふさわしいと考えた。 ナオミはルツに指示し、ルツは姑の言う通りにした。ボアズに買い戻しを願い、 そのように行動した。すると彼は、更に近い親類がいて、もしその人が放棄する なら、自分が買い戻すと。 その時、ナオミは、結果を見る前に、必ずボアズがルツを買い戻す事、それが神 の御心であり、その通りに成る事を信じた。それで、この結果が出るまで「待 て」と確信持って言えた。 神が働かれるから、ただじっと経過を見守っているようにと。何か策を練るので もなく、動くのでもなく、ただじっとして待てと。人間的な動きを止めることだ。 私達はこれが大変難しい。必ず自分を救うために、何かしようとするし、じっと しているより、その方が楽で、安心なのだ。目に見えない神をただ待ち望む事は 難しい。又、それは、ただ単に、何もせず手をこまねいているのではなく、示さ れた事はして、待つという意味だ。 ルツは自分のなすべき分を果たした。だからこそ、次にすべき事はそこで安息し、 ただ神がされる事を、祈りの内に待てばよい。あなたにも、今なすべ事を果たし、 後は、神を待ち望めと、言っておられるだろうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ なすべき事をした後、主を信頼して待つことができる。後は、主の側の働きであ り、主はみこころを成し遂げて下さる。私たちの今すべき事は、明け渡す事だろ うか。目の前の事態を、自分自身を、明け渡すなら、主が御心の通りにして下さる。