2010年04月20日(火)

「わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っています。また、わたしのものは、わたしを知っています」ヨハネ10:14


思い煩いは、自分が、自分の力で対応できないところから生じる。つまりは、自分が何とかしようとして、できないから思い煩っている。自力でコントロール不能状態だ。どうしていいかわからない。この経済問題、あの対人関係、その目の前の状況、また先の事態。自分の力量を越えている。それで思い煩う。

その底に、真の「安心感」が必要だ。自分一人で人生を歩んでいるのではない。自分は羊であり、自分には羊飼いがいる。その羊飼いは、絶えず慈しみのまなざしで、自分を見つめ、あらゆる配慮をなし、世話をし、食べ物と水を与え、病気から守り、狼から、あらゆる危険から身体を張って、守って下さる。

「良い牧者は羊のためにいのちを捨てます」。絶えず愛され、見つめられている。そこから安心感、安らぎが来る。羊飼いは、羊に病気や、けがはないか、傷はないか、痛みはないか、常にチェックする。そして対処する。

もしあなたの過去に歪んだ傷があるなら、主こそ癒し主であり、癒して下さる。「心の傷ついた者を癒すために、わたしを遣わされた」主は傷を癒すために来て下さった。「心が傷んでいます」とそのまま主に告げよう。「わたしのものを知っています」心の隅々まで知り尽くしておられる主が、良くして下さる。
良い羊飼いが絶えず愛のまなざしを注いで下さっていることを覚えよう。
-------------
自分の歩みを自分で決めなければならないと思うから迷い不安になる。神様を信じた時に人生の決定権を神様に渡したのではなかっただろうか。思い煩う時、羊飼いなる主を思い、主と語ろう。