2010年05月21日(金)

「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか」ヤコブ4:1


様々な悲惨な事件や争いがニュースで流れる。又、身近なところでも争いを経験する。深刻な事件が起きると、人々はその原因を究明しようとする。なぜこういう事が起きたのか、探し求め、多くの議論がなされる。しかし、聖書に答えがある。それらの原因は「欲望」だと教えている。

「欲望が原因ではありませんか」と。自分の内にある「欲望」が争いを引き起こさせ、罪を犯させると。まさに「ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをする」の通りだ。実際、この世界では多くの殺人事件が起きているし、又、殺さなくても、心が憎しみと敵対心でいっぱいになる。根に「欲望」が存在する。

又、「羨んでも、手に入れることができないと、争い、戦う」と。自分が持っていないものを持つ相手を妬む。その妬み、嫉妬から争いが起きる。神を信じない世界では、自分が神だ。自分しか頼るものがない。自己中心は心を歪ませて行く。

いつでも、どんな時にも、私達を受け止めて下さる、主がおられるとは何と幸いだろう。すべての事を願うよう、心の内を告げるよう招いて下さっている。もし今、対人関係で、人との争いの中にいるなら、その争いは、自分の「欲望」によらないか、底に肉欲が潜んでいないか、よく心を御霊に探って頂こう。
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何も持たなくても私達には主がおられる。祈りを聞いて受け止めて下さる。欲望を満足させることが幸せという世の価値基準から離れ、主と自分の絆をしっかりと保ち今日も、心が守られますように。