2011年09月20日(火)

「私たちは、自分が死からいのちに移ったことを知っています。それは、兄弟を愛しているからです」Tヨハネ4:14  

          
「カインのようであってはいけません」カインになるなと言われる。カインは、なぜ実の弟アベルを殺してしまったのか。単なる兄弟けんかではなく、神への献げ物の事だった。アベルの献げ物は受け入れられ、カインのものは受け入れられなかった。カインは激しく怒った。正しい神が、受け入れられないからには、何かが間違っていたので、そこで悔い改めて、献げ直せば問題はなかった。

ところが、神に向き合い、悔い改めるのでなく、アベルへの嫉妬へと向かった。嫉妬は激しい憎しみに増幅して行った。この事は、カインと神との関係の問題であった。神と自分との関係が最重要であり基だ。私たちも神の前に正しくない時、罪の性質は人を妬んで行く。妬みは、誰にも根深く巣くう罪だ。祭司長たちが主を十字架につけたのも妬みであり、サウルが自滅して行ったのも妬みだった。妬みから憎悪、殺人へと発展して行く。

しかし、新しく生まれた私たちは、すでに「死からいのちに移った」。新しい性質は、人を愛して行こうとする。愛する時、平安と喜びが心に満ちる。それは神の性質だ。愛さない時、心が苦しくてたまらず、神に助けを求める。つまづいたり転んだりはするが、愛そうとして行く。それが救われているしるしだ。いつも悔い改め、主とクリアな関係でいよう。その時、自分の力でなく、御霊によって兄弟を愛して行ける。
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嫉妬や妬みは、相手の問題でなくいつも自分の問題だ。古い自分が肉のままに留まろうとしても、神様の前に正直に立っていたい。必ず真実に悔い改めることが出来る。