2013年09月19日(木) 「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてく ださい。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころ のように、なさってください」マタイ26:39
「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてく ださい。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころ のように、なさってください」マタイ26:39
「みこころのままに成りますように」との祈りは、私たちの意志を 放げ捨てる事でなく、我慢し抑え込む事ではなく、私たちの意志と 神の意志とが一つとなるために苦闘することだと、ある著者が言っ ている。 祈りなくして、みこころのままにと、委ねることはできない。それ は諦めではなく、祈りの内に、自らの意志を、主の意志に合わせて 行くことだ。受け入れ難い状況、事態に直面した時には、祈ろう。 受け入れられないという、自分の感情や気持ちを、おおい隠したり、 ごまかしたり、抑え込むのでなく、まず正直にありのまま、主の御 前に告げよう。受け入れたくない、そのままの思いをことごとく告 げて、主と交わろう。 祈りの中で、頭では「みこころがなりますよう」と思っているのだ が、心は「私の願いがなりますように」だと気づく。気持ちを底の 底まで、十分に告げて行く時、主が働かれ、受け入れられるように 助けて行って下さる。 主ご自身も「深く恐れもだえ」「悲しみのあまり死ぬほど」と、血 の汗を流して、正直な気持ちをそのままに「この杯をわたしから 取りのけて下さい」と祈られた。できれば十字架を回避したいと。 しかし「わたしの願うことではなく、みこころのように」と。 そして「どうしても飲まずに済まされぬ杯でしたら、みこころの通 りに」と。祈りの中で、自分の願いを押し通すのでなく、主の御心 に思いが変えられ導かれて行く。まず、正直に思いを主に告げて祈 ろう。 ・・・・・・・・・・・・ まず自分の気持ちや思いを、告げて、受け止めてもらえるからこそ、 軌道修正して行ける。自分の思いを献げて、明け渡して行ける。抑 え込むのでなく、主に、ありのままの気持ちを告げて行こう。御心 へと導いて下さる。