2014年05月21日(水)

「金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります」Tテモテ6:9


「金持ちになりたがる」とは、単にお金だけでなく、地位や名誉へ
の野心、人からの賞賛を欲しがることだ。しかし、お金は特に強い
誘惑がある。お金が老後を保障してくれると錯覚する。お金が夢を
叶えてくれる、幸せと喜びを与えてくれると、勘違いする。

ある人が、幸せはお金で得られると信じていた。裕福であれば、幸
せになれると。そのため資産をより増そうと、様々な投資をし、商
売し、お金儲けの話があれば飛びついた。その結果、大損害を被っ
たり、だまされたり、信頼関係が破綻したり、様々な傷を負うのだ
が止められなかった。それほどお金には強い力があった。主を知っ
た時に心が変えられ、少しづつ解き放たれて行った。

貪欲は、満ち足りるという事が決してない。もっと欲しい〃と欲望
は底無しだ。だからいつまでも渇いている。そして満ち足りるとい
う事が無いので、常に無いものに目が行く。あれが無い、これが無
い・・。一生ずっと不満しか無い状態になる。無いもの、失ったも
のばかりに目が行くので、与えられているものに気づかない。見え
ない。

そうでなく、与えられているものを見て、主に感謝して行けたら、
どんなに人生が変わるだろう。心が平安になり、満ち足りて来る事
を経験する。「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける
道」「今、持っているもので満足しなさい・・わたしは決してあな
たを離れず、また、あなたを捨てない」。与えられているものに、
目を向けてみよう。
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明日のための備えは必要だが、今与えられているものを喜び、感謝
して心を満たしていたい。「満ち足りる心を伴う敬虔が大きな利益
を受ける道」の御言葉を信じ、貪欲に気づいていきたい。