2014年12月20日(土)

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているか らだ。それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり・・将 来と希望を与えるためのものだ」エレミヤ29:11


バビロン捕囚は、その事態だけを見れば絶望しか無かった。しかし、
結果的に見れば、神の民は捕囚により、悔い改め、神に立ち返る事
ができ、信仰の回復がなされた。70年後にエルサレムに帰還させ
るとの、神の約束も成就された事になる。

「あなたがたのために立てている計画」・・バビロン補囚が「神の
計画」だと言われる。見えるところは、どうしてこんな事がとの落
胆、絶望、挫折、混乱であったが、神にとっては平安と将来と希望
のための計画であった。

刺繍の裏は、糸がぐじゃぐじゃだ。神は、私たちにとっては不都合、
混乱、行き詰まり、何でこんな事が?の事態を起こされ、神の意図
される方向へ導かれる。そしてそれは、「あなたのため」の計画だ
と言われる。綿密に図って立てられた、あなたの益と将来のための
出来事だと。

刺繍の表は着々と綺麗な模様に完成している。目の前の事は痛い、
苦しい事態だが、実はあなたのための最善がなされている。痛い、
辛い所を通って初めて、真に神に出会う。人は自我の強固な殻にお
おわれている。痛みや苦しみによって、その自我の殻が砕かれる。

高慢すら自分でわからず、認識できず、何の問題も無いと思ってい
る。苦しみの中で初めて、自らの姿を知る。何を教えて下さりたい
のか、主に祈ろう。主のお心に触れる時、懲らしめが愛であること
がわかる。そして心に平安が臨む。

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どうしてこんな事が、との事態が起きる。驚き慌て、わけがわから
ないが、しかし「あなたのために立てている計画」だと言われる。
絶望にしか見えなくても「わたしは、計画をよく知っている」と言
われる。その主に委ねて行く時、計画が明らかになって来る。